アルゴリズムとかオーダーとか

仕事で勉強したことなどをまとめてます

python3.6.4の開発環境構築

なんだかんだでpythonで提供されているライブラリを使う頻度が多くなったので、とあるモジュールを作成するにあたり勉強がてらpythonで作成することにしました。

今回は開発環境を構築した時のメモを残しておきます。
自分用のメモなので雑にまとめてます。

  • IntelliJ ideaでプロジェクトを作成。python pluginはインストール済みだったので最初は~/.pyenv/いかにインストールしてるpythonSDKとして指定して作成
  • ちょろっと調べてみたところpythonではプロジェクトテンプレートとかproject manager tool的なものでメジャーなのはないようで、とりあえずここ(github kennethreitz/samplemod)のテンプレートを使うことにした。
  • virtualenv使いたいのでIntelliJ ideaのfile -> project structure -> Project SDK -> new からpython選択してvenvの名前でプロジェクト直下にvirtualenvの環境を作成
  • requirement.txtを見てpluginがlibraryのインストールを進めてきたのでインストール(venv作る前にやるとglobalのsite-packagesにインストールされてややこしいことになると思うので注意)
  • requirement.txtに最初から書かれてるlibraryは次の2つだった。
    • nose: unit testのためのライブラリ
    • sphinx: ドキュメント作成ためのライブラリ
  • コンソールから source venv/bin/activate でvirtual環境にスイッチ
  • コンソールでnosetestsを実行してunit testを走らせる
  • unit testの各ファイルが sampleをimportしてエラーになったので該当部分を変更した名前に修正
  • nosetestsが成功したらとりあえずのセットアップは終了

IntelliJ IDEA 2018-01でpython3のsyntaxを使う方法

  • default のままだとpython2 syntax鹿許可されてなくて type hintとかつけるとエラーになっちゃう
  • Preference->Console->Python Console->Use specified interpreterを変えればOK(なんでConsoleの設定なのか激しくなぞ)

pythonはパッケージ管理系あんまり成熟してないぽいのが意外だった。java -> rubyって触ってきたのでpackage managerがないとなんか落ち着かない。。。

truffle consoleで終了処理を追加する方法

truffle consoleを終了するときに追加で何らかの処理を実行したいときはconsole(=REPL)起動中でも次のようにして追加できます。

> repl.repl.on("exit", () => {~~なんか自前の終了処理~~})

これで.exitしたときに追加の終了処理を走らせてREPLを正常に終了させることができます。
replServerをいじれるってことなので多分コマンドの追加とかとかいろいろできそう。

ganache-cli@beta+web3.eth.subscribeを試してみた

y-nakajo.hatenablog.com
前回の記事の続きになります。
タイトルの通りweb3.eth.subscribeを試してみました。
が、テストのためだけにGethのノードを準備するのはめんどくさいのでtestRPCあらため、ganache-cliでWebSocketサーバ起動できないのかなぁ?と思い調べてみました。
そしたらこんなIssueを発見!
github.com

ということでganache-cli@betaを使ってweb3.eth.subscribe(= event filter)を利用してみます。

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web3.eth.filterとweb3.eth.subscribe

web3.jsは現状2つのバージョンが開発されています。1つはweb3@0.x.x(現行は0.20.5)とweb3@1.0.0です。truffleが利用しているのが0.x.x系で、npm install web3 するとインストールされるのがweb3@1.0.0系です。
0.x.xがstableバージョンであり、1.0.0はまだβバージョンです。
両者の大きな違いは、0.x.x系はcontractのfunction呼び出し等にcallbackが必須となっていますが、1.0.0系ではpromisefyされているのでコールバックは必要なく、Promiseを返してくれるため簡単に同期/非同期処理が書けます。
また、もう一つ大きな違いが、タイトルにあるようにイベントフィルタの仕組みです。1.0.0ではイベントの監視処理がリニューアルされています。

今回はこのイベントフィルタの仕組みについて調べたことをまとめます。

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ERC-712 ヒューマンリーダブルな型付署名の提案

今回はEthereumに新しく機能を追加する提案であるERC-712を紹介します。
この提案はRPCにすでにあるeth_signをさらに拡張した新しい機能を追加する提案です。μRaidenでも疑似的に実装して利用しています。
github.com

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Geth 1.8.1でとりあえず動くTruffleを公開しました

追記

Geth1.8.1に対応したtruffle 4.0.8がすでにリリースされていますのでtruffleを最新版にアップデートしてください。



最新のgo-ethereum 1.8.1でgetTransactionReceiptの挙動が変わっており、それが原因で現状truffle migrate などが正常に動かなくなっています。
web3.jsやtruffleなどでもissueが上がっており、とりあえずの修正版PRがmergeされたりしてるのですが、暫定版でとりあえず動くようにしました的なtruffleが出てきてないので作りました。
github.com

インストール方法は次の通り

npm uninstall truffle
npm install https://github.com/nakajo2011/truffle#fix-geth-1-8-receipt-err

この問題ちょっと根が深いので本当にとりあえず動かせるようにしただけです。正式にTruffle等から対応完了のアナウンスがあったらすぐに乗り換えてください。