アルゴリズムとかオーダーとか

仕事で勉強したことなどをまとめてます

Devcon5 - Day 2 Rough Report

1. Welcome Ceremony ~ key note sessions


午前中はメインホール(?)のA2でウェルカムセレモニー〜Key note sessionを聞いた。ツイートにある通り、同時通訳を行われるので、レシーバーを受け取って会場へ。




オープニングは和太鼓演奏で幕開け!祭りだなぁ〜。って正直思ったw そしてVitalikとEthereum Foundation members 登場で会場が沸いてた。Vitalikも恐る恐る太鼓叩いてた。本当になでもやるなぁw

EFのExecutive DirectorであるAya Miyaguchiさんのウェルカムスピーチではいつもの(というと失礼かもしれないですがw)引き算の美学と、今までそしてこれからのEFの目標と動きの話があった。

その後で、VitalikのKeynote Addressのスピーチ。


相変わらずの早口で通訳の人大変そうだった。でも多分、今回は同時通訳があることを意識してけ、結構抑えめだった気がする。
Vitalikの話の中ではこれが一番記憶に残った。

2. Eth 1.x Explained


Eth 1.xのお話。Eth2.0は弟みたいなもので、兄としてのEth1.xはまだまだ動き続けないといけない。的な話が最初に行われてた。
その後は今、行なっているワーキンググループについての説明。EWASMとState Rentは知ってたけど、それ以外の2つは知らなかった。特にPluningは結構興味ある。


EIP-1559はいつ?って質問に2020年には。って答えてて、個人的にまぢか!?ってなった。
gas priceの価格決定マーケット自体を大きく変える提案で、中身が経済理論?的な感じ?なものに依ってるので、技術的な要素だけみてても、なんでそれでgas priceが一定になるように落ち着くのか?っていうのが自分は分からない。。。。

3. Eth 2.0 tldr




Eth 2.0についての概要のセッション。みんなEth 2.0の話ばかりしてるから人いっぱいのママなんだろうなぁと思ったけど、以外に人は少なかった。
中身としては、Phase 0の仕組みとかShardingの仕組みやroadmapについての話だった。僕も次に聞きたいセッションが別の部屋だったので途中で退場。
まぁShardingは色々と調整が必要だし、コンセンサスをしっかり取れるのか?とか乗り越えないといけない課題が多いから本当に大変だよね。。。

4. Ewasm: Past, Present, Future



Ewasmのセッション。やっぱり人気で、お昼を少しつまんでから5分ほど遅れてむかったんだけど、またもや入りきれないほどいっぱい。。。
しばらく立って聞いてたけど、流石にスライドもよく見えなくてちと時間がもったいないなぁ。。。ってなったので10分ほどで退散した。
ちなみに、横で聞いてた外国人さんがおもむろにラムネの瓶を開封して、どうやって飲むのか少し思案してたので、ビー玉押し込むんだよって教えてあげた。幸いなことに炭酸飛び出さなくて、二人でやったぜ!!!って感じでGoodポーズしてたw

5. Lightning Fast Light Clients for the Future of Ethereum


これは本当に終わる5分前ぐらいに入っちゃったのでよく分からず。。。。

6. Eth 2.0 Light Clients: How Light is Light?


Lightクライアントのお話。Eth 1.xのものとEth 2.0のものとを比較してたのも印象的。
個人的にはEth 2.0のほうがLight Client(= State less transaction)作るの簡単だろうって思ってたけど、実際はEth 2.0のほうが難しいという話があった。理由は、2/3の「有効な」voteを判断するためにはstakeの状況を追跡し続けないといけないから。
色々興味深い話が多かったけど、timeoutで途中で終わっちゃったw

7. How Do We Make Dapps as Secure as the Underlying Ethereum


スピーカーがすごい早口で正直全然分からんかった。。。。
abstractから拾うと、DappsとEthereumから取れる情報を分離することでPrivacyを保護しようという話だったらしい。
現状だと、Dappsは誰が高額なCryptoKittiesのNFTを持っているのか?という情報を取ろうと思えば取れるけど、それは危険なので、誰かは持ってるらしいけど、誰が持ってるのかは分からない。 というようにしようと。
そのためにデータの境界をどう分けるのか?というのをTokenの設計からwalletの設計まで幅広く色々提案してたっぽい。

質問で、そのprivacyモデルに対応するWalletは何があるの?って多分聞かれて、それがないから今提案してるんだよって答えてた(気がする)

8. ERC725 - The Future of On-Chain Interaction


ERC-20を提案したFabianの提案である、ERC-725をFabian自らが紹介。
ERC-725は別件で個人的にも2ヶ月ぐらいかけて調べてたので、自分がキャッチアップしてる範囲内のお話ではあった。けどスライドとかが非常にみやすかった。最後はv2の紹介で終わった。

ERC-725 not Identityってのが え!?ってなった。じゃぁなんなの?って思ってたら、 On-Chain Accountって言ってた。なるほど。

9. Not Safe for Work: Smart Contract Vulnerabilities and Getting Started with Vyper


vyperでの脆弱性の例とか聞けるのかな?と思ったら、前半の脆弱性チャレンジはSolidityのコードだったのでちょっとがっくり。
後半はVyperをlive codingしてた。せっかくなので僕もlive codingしてみた。
Devcon5 Day2 hands-on · GitHub

hands-onではRemixVyper Online Compilerを使ってた。RemixがVyperにも対応はしたけど、compile errorでどこが悪いかはまだ表示されないので、それを探すためにonline compilerを使ってた。

10. Ethereum And The Law

@_sgtnの敬愛するVladによるスピーチ。流石にスライドないと取っ掛かりもなくて全然分からなかったwサイファーパンクとかLawとかそういう単語がかろうじて聞き取れただけ。。。。
太陽を背に演説するVladが髪型もあいまって、キリストっぽいなぁっていう印象だった。

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