アルゴリズムとかオーダーとか

仕事で勉強したことなどをまとめてます

Hi-Ether Meetup #4 Fukuoka 参加レポート

先日、Hi-Ether Meetup #4 Fukuokaに参加してきましたので今回はそのレポートをまとめます。

今回は初の福岡開催です!開催場所はGMO ペパボ研究所さんのイベントスペースをお借りしました。
僕も運営メンバーとして参画していたのですが、他のメンバーが非常に優秀で特にやることが何もなかったですw
今回は初の福岡開催ということで、東京から町野さんにもいらっしゃってもらいました。それ以外にもちらほら東京からきてくれてるメンバーもいたみたいです。
東京に比べてやはり参加人数は一歩引けをとりますが、それでも福岡で純粋なエンジニアのみがブロックチェーンの勉強会にこれだけ集まったものは初めてじゃないでしょうか?
そんな感じで、Hi-Ethere Meetup Fukuokaでの発表内容の感想をまとめていきたいと思います。


なお、当日は結構twitterでつぶやいてくれていた人がいたので、リアルタイムツイートもtogetterでまとめました。
Hi-Ether Meetup #4 Fukuoka まとめ - Togetter

一人目:町野さん @amachino

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Hi-Ether創設者の町野さんから「Hi-Ether」のタイトルでHi-Etherについて、設立の想いと今後についてお話いただきました!確かこのHi-Etherについてのスピーチは初めて聴いてるはずなのですが、懇親会などでよくお話を聞いていたためなのか、初めて聞いた感じがしませんでした。
今回は特に福岡での開催を全力で祝福していただきました。DAO組織としての第一歩を踏み出した的なこともおっしゃっていただきすごく嬉しかったです!

二人目:GoodLuck3 CTO ジェロームさん

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GoodLuck3 CTOのジェロームさんからは「ブロックチェーンXゲーム」豚に教えられたこと!」というタイトルで発表していただきました。
内容としては現在開発中のくりぷ豚のご紹介でした。
ですが、今回は技術者向けのmeetupということで単なる製品紹介だけでなく、Contractでの権限管理の仕組みやEthereum上でのstateとクライアントアプリ側でのstateの分離など、くりぷ豚を作成する上で気をつけたところ、工夫したところの技術的内容にも突っ込んでご紹介いただきました!
権限管理の仕組みについては多くの人が興味深々に聞いていたように思います。

三人目:自分

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「Ethereum入門 ~ Smart Contractとは」というタイトルで発表させていただきました。
Ethereumの学習の仕方からContractの仕組みやOPCODEについて、入門というタイトルがちょっと詐欺に思えてくるかも?という内容を突っ込ませていただきましたw
懇親会などでもいろいろ質問されて好評だったようで安心しました。(書いてる時はディープすぎてあんまり興味持ってもらえないかも。。。とか心配してたw)

LT#1:ペパボ研究所 研究員 三宅悠介さん @monochromegane

分散アプリケーションにおける複数端末利用を考慮したプライベートデータの管理 · THINKING MEGANE
変わって、LT枠の一人目は今回会場をお貸しいただいているペパボ研究所の三宅さんより、「分散アプリケーションにおける複数端末利用を考慮したプライベートデータの管理」のタイトルで発表いただきました。
スライドよりもHPの方がより詳しくまとめられていましたので、そちらの記事へのリンクを貼らせていただいています。
ipfsをkey valueストア的に扱う「kaleidoscope」についてご紹介いただきました。
private鍵で暗号化したデータをIPFSに保存出来ること、IPFSを扱うと1byteの変更もすべてのノードに影響を及ぼしてしまうのを局所化できることなど非常に興味深い内容でした。
LT枠だったため概要だけさらっとお話されていましたが、今後のDapps開発でP2P分散ファイルシステムを利用するシーンは増えていくと思うのでこういった技術が重要になっていくのだろうなぁと感じました。

LT#2:サーキュレーション CTO 大谷裕二 さん

// 許可をもらえたら掲載します
LT枠の二人目のサーキュレーション CTOの大谷さんからは「労働で発生するイベントをスマートコントラクトで実現するために。」のタイトルで、
現在サーキュレーションさんで行っている実証実験の概要を紹介をしていただきました。
安全・安心な労働の実現。中間搾取な構造を取り除いてダイレクトに労働者に報酬が支払われる仕組み。
それから、契約書が労働者不利担っていないかAIでチェック。
など、モリモリの内容でした!
DAOによる労働環境の改善プロジェクトは他にもいくつかあり、ブロックチェーンによって労働のあり方、仕方が変わってくる未来は近いうちに実現しそうな気もします。

LT#3:Fusic 吉野雅耶さん @ayasamind

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LT枠の三人目は今回のmeetupを企画してくれて、当日は司会まで行っていただいた、Fusicの吉野さんから「新卒一年目から始めるÐApps」のタイトルで発表いただきました。
なんというか、すごい勢いを感じました。何より新卒1年目ではあるもののいろいろなことに物怖じせずに精力的に活動や勉強を行っている姿に感動しました。
わからない -> 調べた -> こんなのあるのかー -> 作ってみた!
というこの勢いがすごかったです。Ethereumを勉強するにあたり、nodeを入れて動かした後に何をしたら良いのかわからないというお話もされていました。確かにスマートコントラクトやDappsの開発まで網羅的に体系立てて勉強の仕方を載せている記事はあんまりないよなぁと発表を聞きながら思いました。
ということで、Ethereumの勉強で次に何をしたら良いのかよくわかないという方は、是非こちらの記事を参考にしていただけたら幸いです。
Ethereumを学習するときのロードマップ - アルゴリズムとかオーダーとか

最後に

Fukuokaメンバーとして集まる場を作ってくれた@Maiko Ishikawa、今回のmeetupを企画、運営していただいたよしまさ@GeekStudio (@ayasamind) | Twitter@yoshinoさん、会場を提供していただいたペパボ研究所様、
それから当日の受付や、飲食の手配をしていただいたみなさま本当にありがとうございます!

今後もできれば月に1回程度の頻度で福岡でもmeetupを開催していければと思いますので宜しくお願いします!